【食】オランジーナ

突然だけど

オランジーナってウマいね〜 \(美味)/

今更なんだけど、密かにマイブームとなっている。

存在は知ってたけど、あのCMが嫌いだった。トミー・リー・ジョーンズ扮する寅さんをガキがゲタゲタ笑うあのCM。

寅さんは日本の国民的なキャラクターだし、ジョーンズは日本超大好きオジサン。その愛すべき2人(?)を、人生の酸いも甘いも解らないクソガキが笑い飛ばしやがって。あの下品で癪に障るカン高い声で。

『意地でも飲んでやるものか』とか、そこまで思ってた訳ではないけれど、でも『飲もう』って気は起きなかった。

『フランスの国民的炭酸飲料』ってコピーも、響かないどころか、むしろ逆に引っ掛かった。味ってのはそれ自体が美味しいかどうかよりも、その土地土地の気候風土に大きく影響されるってことを自分の身で体験してきたから、乾燥した空気とか硬水とか、バターやソースまみれのフランス料理には合うのかもしれないけど、日本じゃ勝手が違うだろう、ぐらいにしか思わなかった。

俺ら子供の頃、ジュースと言えばコーラかサイダー、ファンタオレンジ辺りが定番で、後はカルピスとかかな。もちろん当時も色々な飲み物はあったけど、大抵はその辺。

オレンジジュースってのはあまりにもありふれていて、飲み飽きたと言うかね。子供の飲み物と言うか(子供だけど)。

一時期ポンジュースでミカンの本気に触れたけど価格がネックだったし。

オレンジジュースってのは比較的早い段階から飲まなくなったなぁ。

ところが職場の自販機にオランジーナがあって、他の銘柄は飲み飽きちゃったんで、ほんの気紛れみたいな感じで飲んでみたのよ。

そしたらナニコレ?美味くない???

タイミングの悪いことにその直後に自販機から消えてしまい、そしたら逆に無性に飲みたくなってしまった。コンビニで買い物する度にオランジーナを買うようになり、気付けば今や立派なマイブーム。

オレンジジュースってやっぱり美味しいんだな。そもそも柑橘系は大好きだし、ちょっと見直したぜ。

時を同じくして、コンビニで500ml缶のファンタオレンジが100円で売られているのを発見した。こりゃ安い。

ファンタオレンジか。ここ30年ぐらいまともに飲んでないぞきっと?原点回帰で久し振りに飲んでみるか。温故知新となるかもしれん。

500は一気に飲めない量だし、缶だと保存しても気が抜ける。しかしちょうどその時オランジーナを飲んでたところだったから、飲み終えてそのボトルに移し変えれば保存も利くではないか。

てな訳で、買って来たファンタオレンジと飲みかけのオランジーナ、せっかくだから飲み比べてみた。そしてその違いに愕然とする。

一言で言ってしまえば、ファンタオレンジは『安っぽい味』だと再認識した。今はとんと見かけなくなったけど、昔はどこの家にもカキ氷作る機械があってね。それにかけるメロンとかイチゴのショッキングな色のシロップの、その毒々しい味を思い出す。

ファンタオレンジは口に入れた瞬間だけオレンジの味が広がるけど、強烈な炭酸によって全てが押し流されてしまい、飲み込んだ後も舌の奥の方に炭酸だけがしぶとく残る感じ。

『オレンジ風味の炭酸水』と言っては言い過ぎか。

オランジーナは甘さ、酸っぱさ、炭酸、後味、の全てのバランスが絶妙だ。

まず基本的に、オレンジジュースとして純粋に美味い。オレンジ、マンダリン、レモン、グレープフルーツのミックスらしいが、柑橘の甘味がありつつ、レモンの爽快感、そして何よりもグレープフルーツのほのかな苦さが俺にはたまらない。

それから炭酸の加減が素晴らしいと思う。あくまでもジュースの美味しさを助長する脇役に徹しており、口の中を炭酸で満たしてしまう下品な刺激は無い。何より、ポンジュースなどにある喉の奥に絡みつく後味の悪さ(特に苦味)を、綺麗に流し去ってしまうのに必要最低限の微炭酸だ。場合によってはゴクリゴクリと喉を鳴らして飲み込むことも可能たらしめている。

敢えて難点を挙げるとすれば、ほんの少し味が薄いことかな。意外とアッサリ

さすが美食の民フランス人は侮れないな。

と思ったけど、やっぱりフランス人って頭オカシイだろ?

http://jin115.com/archives/52074517.html

インドの『リムカ』とか、ペルーの『インカコーラ』も売り出してくれないかな。